【大名行列】第39回ふるさと時代祭り お殿様にインタビューを行いました。

第39回ふるさと時代祭り 大名行列のお殿様にインタビューを行いました。

今年のお殿様は、都留市消防団 第26代団長 臼井 久(うすい ひさし)さん。

消防団団長として地域住民の安全を守るだけでなく、「神楽」(かぐら)を30年以上続けてきた、郷土芸能の守り手、伝え手でもあります。

そんな臼井さんに、お話を伺いました。

私は与縄に住んでいますが、母が弁天町の出身だったので、お祭りの日は母の実家へ家族で行くのが毎年のことでした。おもちゃの屋台が出るのが楽しみで、前々から欲しかったプラモデルなどをよく買ってもらっていました。毎年バスでお祭りを見に来ていましたが、帰るときに違う方面へ行くバスに乗ってしまったことがありました。バスの中に乗客がごった返していた様子や、慌てて降りたバタバタ感は、今でも覚えています。

平成3年に、消防の大きな大会がありましたが、それが終わったとき、心に穴が開いてしまったような感じがして。いわゆる「ロス」というやつです。そんな時、地域に伝わる「神楽」が目に留まり、「やってみよう」と。それから30数年が経ち、昨年は宵祭りの日に与縄営農センターで篝火(かがりび)を焚いて演舞をしたのが、最近の「ふるさと時代祭り」シーズンの思い出です。

都留市消防団は、半数以上の団員が大名行列に参加し、盛り上げてきました。今年は50人以上の団員の皆様とともに、私も殿役として参加できることは、栄誉なことと有難く思います。都留市の安全・安心を守る消防団として、市民の皆様の安寧をお祈りしながら、大変重要なお役目を果たせるように、頑張ります。

 

もう一人ご紹介するのは、下天神町の区間にて演技する、金子 豊(かねこ みのり)さん。お父様も叔父様も大名行列でお殿様を演じてきた、大名行列と非常に縁がある方です。

お祭りに行くと、かき氷を買って食べるのが恒例という小学校6年生。寡黙な武士のように言葉少なに、涼やかにお話を頂きました。

大名行列は、去年も参加しました。槍を持ちましたが、道のりが長くて大変でした。今年はお殿様として馬に乗りますが、お父さんも賄方で馬に乗ります。選ばれたからには、一生懸命がんばります。

 

おふたりとも、取材にご協力いただき、ありがとうございました。